Race Report- 2024 Round.2 SUZUKA CIRCUIT

RACE REPORT

2024 SEASON. Round.2
SUZUKA CIRCUIT

Race Report —–Round.2 SUZUKA CIRCUIT

  • M2 CS Racing Series
  • MINI CHALLENGE JAPAN

【M2 CS Racing】Round.2 レースレポート

ワンメイクレースならではの激しいバトルが繰り広げられる「BMW & MINI Racing.2024 Rd 2 at  SUZUKA CIRCUIT Supported by 三洋自動車」が、2024年5月11(土)、12日(日)の2日間にわたり、三重県の鈴鹿サーキットで行われました。

今年で3年目となる「BMW & MINI Racing」は、「MINI CHALLENGE JAPAN」と「M2 CS Racing Series」という2つのレースカテゴリーが共催され、今シーズンは全ラウンドとも1日目に予選、2回の決勝レースを2日目に行うスケジュールで開催されます。

2022年よりスタートした「M2 CS Racing Series」は、日本で唯一の“BMW Group Japan”のオフィシャルレースです。BMW M社とBMW Motorsportが共同開発した限りなくピュア・レーシングカーに近いクラブ・スポーツ・モデル「BMW M2 CS Racing」によるワンメイクレースで、よりスタイリッシュ、そしてスポーツ・ラグジュアリーな大会として開催されています。

1日に2回の決勝レースを戦う「1デイ2レース」のほか、決勝レース2は決勝レース1の順位の上位60%までを「逆さま」に入れ替えてスターティンググリッドに並ぶ「リバースグリッド方式」を採用。ワンメイクレースならではの接戦をさらにヒートアップさせるレースフォーマットが採用され見どころ満載となっていますが、「M2 CS Racing Series」は「サクセス・ハンディ制」を採っているのも大きな特徴です。

この「サクセス・ハンディ制」は、優勝すると次のラウンドからマシンの出力調整が行われるもの。BMW M2 CS Racingのデフォルトの出力は450馬力ですが、1ラウンドで優勝すると次戦は420馬力に、2ラウンドで優勝すると次戦は365馬力へと、優勝したラウンド数によって段階的に出力が絞られます。

また、国内トップカテゴリーで確かな実績を残しているドライバーは、規定により「プラチナ・ドライバー」と認定され、マシンの出力が450馬力から420馬力へと1段階抑えられた状態からの参戦となります。ただし、ラウンド2ではプラチナ・ドライバーに認定された選手は出場せず、ラウンド1で優勝した神頭選手のマシンのみが420馬力となります。

なお今シーズンはスタート方式に変更があり、コースによって決勝レース2のみローリングスタートで行われることになり、鈴鹿サーキットのレースはこれが適用されます。

ラウンド2の舞台となる鈴鹿サーキットは、全長5,807mのロングコース。立体交差を盛り込むことで非常に珍しい8の字型のレイアウトを実現しており、変化に富んだコーナーが次々と現れる攻めがいのあるテクニカルコースとして知られています。F1も開催され、日本におけるモータースポーツの聖地と言えるこのコースで、どんなドラマが繰り広げられるのか、エントラントだけでなく見る側も期待に胸が膨らみます。

なおラウンド2 鈴鹿は、Mie Chuo BMW 伊勢/鈴鹿などの正規ディーラーを展開する三洋自動車のサポートを得て開催。数多くのBMWファンが訪れレースを楽しみました。

 

【M2 CS Racing Series.2024 Round.2のエントリーリスト】

9 片野田 洋介 YZ M2 CS RACING

25 田中 瑞起 TECH-M eWeLL M2 CS Racing

46 髙橋 克彦 Elbe BMW M2 CS Racing

50 神頭 政志 GOOU M2 CS Racing with TECH-M

55 石井 一輝 DGMS M2 CS Racing

70 片山 剛 K-TEC M2 CS Racing with TECH-M

 

先述の通り、ラウンド1第1戦で優勝した神頭選手のマシンはサクセス・ハンディ制により450馬力から420馬力へとパワーが絞られます。これがラウンド2の走りにどのような影響を与えるのか、興味深いところです。また、片野田選手と髙橋選手がM2 CS Racing Sereisへの初参戦となります。

■予選

 

スタート直前の気温は21℃、よく晴れた穏やかな気候でしたが、湿度が65%とやや蒸し暑さを感じるなか、公式予選が予定通り午前11時50分にスタート。午後12時20分までの30分間、6台のマシンがタイムを刻みます。

石井選手、高橋選手を除いてすぐに4台がコースイン。徐々にペースが上がり、まず2周目に片山選手が2分18秒044、初参戦の片野田選手が2分22秒133をマークしました。続いてエンジンパワーが420馬力に絞られている神頭選手が3周目に2分18秒836を記録します。

そして予選が10分を経過しようとするところで、大きくベストタイムを縮めたのが田中選手。3周目に2分15秒839を出しトップに躍り出ます。

しかし、この記録を上回ったのが、遅れてアタックを開始した石井選手です。3周目に2分15秒232という素晴らしいタイムで、田中選手の記録を塗り替えました。

その後、公式予選中に田中選手が自身のベストタイムをマークした周回について走路外走行の検証が進められ、タイムが採用されない可能性が出たため、ピットインしていた田中選手は再アタックを試み2分20秒666を記録します。

また、もうひとりのフレッシュマンである高橋選手は、周回を重ねるごとにタイムアップし6周目に2分30秒652の自己ベストを記録しました。

ところが予選時間が残り10分ほどになったところで、他のマシンがデグナーカーブでコースアウトし、サンドトラップにつかまり動けなくなったため、赤旗が出され公式予選は中断。再開はせずそのまま終了となりました。

田中選手は走路外走行のため2分15秒839のラップタイムが採用されず、ベストタイムは2分20秒666となり、同様の走路外走行のため神頭選手もベストタイムが2分28秒628となりました。

こうして、ポールポジションは石井選手が獲得し、2番手 片山選手、3番手 田中選手、4番手 片野田選手、5番手 神頭選手、6番手 高橋選手という予選結果になりました。

 

■決勝レース1(第3戦)

 

ラウンド2の2日目は、朝から曇り空。気温は1日を通して前日と変わらず、日中は20℃前後で推移するようですが、湿度が80%を超えるほど高くなりました。天気予報では西から雨雲が近づいており、夕方に降雨があるかもしれないとのこと。午後3時30分スタート予定の決勝レース2まで天気が崩れないことを願うばかりです。

決勝レース1のフォーメーションラップ開始は9時30分。そして全車グリッドにつくと9時34分、「M2 CS Racing Series」2024シーズン ラウンド2 決勝レース1(第3戦)の幕が切って落とされました。

するとポールポジションの石井選手が若干出遅れ、2番グリッドの片山選手がインからするりと前へ出ます。片山選手のすぐ後ろには田中選手が接近し、この3台がなだれ込むように第1コーナーへ。しかし第2コーナーを抜けると石井選手がトップを奪い返し、続いて片山選手、田中選手、そして4番手に浮上した神頭選手がぴたりとつき、少し離れて片野田選手、高橋選手が追走。1周目はこの順位のままメインスタンド前へ戻ってきました。

2周目も順位に変動はありません。しかし決勝レース1は石井選手が新品タイヤを装着して臨み、田中選手と神頭選手は予選で使用したタイヤで出場しており、すぐに石井選手が後続を引き離すかと思われましたが、2周を終えても石井選手と田中選手、神頭選手の差はそれほど開きません。レース後に、空気圧の設定をミスしたと石井選手が振り返っていましたが、序盤は順位がどう入れ替わるかわからないような展開が続きました。

それでもレース中盤に入ると石井選手が徐々にリードを広げ、6周を終えたところで2位の片山選手に4.6秒あまりの差をつけ優位に立ちました。ところがスタートから16分ほど経ったところで高橋選手が最終コーナーにてクラッシュしてしまい、9時50分にセーフティカーが導入されました。高橋選手はなんとか走行しピットに戻ろうとするもののオイル漏れを起こしており、9時52分に赤旗が掲示されレースはそのまま終了となりました。

チェッカーフラッグは受けられなかったものの、優勝は石井選手の手中に。そして2位 片山選手、3位 田中選手、4位 神頭選手、5位 片野田選手、6位 高橋選手という結果となりました。

なおファステストラップは、石井選手が3周目にマークした2分16秒960でした。

 

■決勝レース2(第4戦)

 

「M2 CS Racing Series」の決勝レース2は、今シーズンから常にローリングスタート方式で行われるようになりました。決勝レース2が「リバースグリッド方式」行われるのは昨年と変わりありません。上位の60%の順位が逆さまになるので、6台出場のこのレースは、6×0.6=3.6で上位3台が入れ替わります。これによりポールポジションには田中選手がつき、2番手が片山選手、3番手は決勝レース1で優勝した石井選手、4番手 神頭選手、5番手 片野田選手、6番手 高橋選手という順番でグリッドに並ぶことになりましたが、高橋選手は決勝レース1のクラッシュの影響で出場を取りやめました。

午後3時には、曇り空ながら気温20℃と午前中に行われた決勝レース1より暖かくなりましたが、レース前には小雨が降りその影響が心配されました。しかしレース直前には路面がほぼ乾き、全車ダンロップのスリックタイヤを履いてレースに臨みます。午後3時30分、スケジュール通りフォーメーションラップがスタート。先導車がピットインすると、午後3時34分過ぎにローリングスタートが切られました。

田中選手は後続を引き離してポールショット決めると、温存していた新品タイヤを装着していることもあり、余裕あるアドバンテージを築くために速いペースを保ちます。速さでは引けを取らない石井選手は2番手へ浮上して追い上げを見せたいところですが、田中選手同様に新品タイヤを装着する片山選手がそれを許さず、しっかりと2位をキープ。

ところが最終コーナー手前、シケインを抜けたところで片山選手のインをつこうとした石井選手が接触し、片山選手がハーフスピンしてしまいます。片山選手はなんとかリカバリーしそのままレースを続けますが、石井選手には危険なドライブ行為としてドライブスルーペナルティが課されました。

こうして1周目は、1位 田中選手、2位 石井選手、3位 神頭選手、4位 片山選手、5位 片野田選手の順で戻ってきましたが、ここから片山選手の反撃が始まります。2周目に神頭選手を抜いて3位につけると、4周目には石井選手を抜いて2位へ浮上しました。そして石井選手は6周目にドライブスルーペナルティにより4位への後退を余儀なくされます。

トップの田中選手はしっかりとアドバンテージを築き、この順位のまま8周を終えますが、他の車両がシケインでスピンし停止してしまったため、午後3時53分にセーフティカーが導入されました。レースはそのまま10周を走りきり、田中選手が初優勝。2位 片山選手、3位 神頭選手となり、4位 石井選手、5位 片野田選手という結果になりました。

なおファステストラップは、片山選手が3周目にマークした2分17秒058でした。

 

M2 CS Racing Series.2024シーズンは、ラウンド2 鈴鹿サーキットに続き、ラウンド3 岡山国際サーキット、ラウンド4 スポーツランドSUGO、ラウンド5 富士スピードウェイと各地を転戦。そして最終ラウンドはモビリティリゾートもてぎが舞台となり、全6ラウンド、12戦でシリーズタイトルを争います。これからの「BMW & MINI Racing」の熱戦に、どうぞご期待ください。

Round.3以降の「BMW & MINI Racing.2024」のレースカレンダーは以下の通り。

 

Round.3

第5戦/第6戦 岡山国際サーキット(岡山県)

予選:6月29日(土)、決勝:6月30日(日)

Round.4 スポーツランドSUGO(宮城県)

第7戦/第8戦

予選:7月20日(土)、決勝:7月21日(日)

Round.5

第9戦/第10戦  富士スピードウェイ(静岡県)

予選:10月5日(土)、決勝:10月6日(日)

Round.6

第11戦/第12戦 モビリティリゾートもてぎ(栃木県)

予選:11月23日(土)、決勝:11月24日(日)

【MINI CHALLENGE JAPAN】Round.2レースレポート

2024年5月11(土)、12日(日)の2日間にわたって、「BMW & MINI Racing.2024 Rd 2 at  SUZUKA CIRCUIT Supported by 三洋自動車」が、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。

今年で3年目となる「BMW & MINI Racing」は、「MINI CHALLENGE JAPAN」と「M2 CS Racing Series」という2つのレースカテゴリーが共催され、今シーズンは全ラウンドとも1日目に予選、2日目に2回の決勝レースを行うスケジュールで開催されます。

「MINI CHALLENGE JAPAN」は英国発祥のNew MINIだけのワンメイクレースです。レース専用に開発された車両で競う「New MINI JCW」と、ミニ クーパーS 3ドアのナンバー付き車両による「New MINI CPS」の2クラスが設けられています。

「New MINI JCW」、「New MINI CPS」ともにワンメイクレースならではのバトルが注目ですが、熱戦をさらに盛り上げるスパイスとなっているのがユニークなレースフォーマット。各ラウンドとも1日に2戦を行う「1デイ2レース」で競われるほか、レース2ではレース1の順位の上位60%までを「逆さま」に入れ替えてスターティンググリッドに並ぶ「リバースグリッド方式」を採用しています。

なお今シーズンはレギュレーションに2つの大きな変更がありました。ひとつめはスタート方式で、コースによって決勝レース2のみローリングスタートで行われることになり、鈴鹿サーキットのレースはこれが適用されます。そしてふたつめはハンディキャップ制です。昨シーズンのシリーズチャンピオンは30kgのウェイトハンデを課されることになり、今年は「New MINI JCW」の木村 建登選手がこれに該当します。

最終ラウンドの舞台となる鈴鹿サーキットは、全長5,807mのロングコース。立体交差を盛り込むことで非常に珍しい8の字型のレイアウトを実現しており、変化に富んだコーナーが次々と現れる攻めがいのあるテクニカルコースとして知られています。

軽快なフットワークが持ち味のミニには相性がよさそうですが、F1も開催され日本におけるモータースポーツの聖地と言えるこのコースで、どんなドラマが繰り広げられるのか? エントラントだけでなく見る側も期待に胸が膨らみます。

なお、ラウンド2 鈴鹿は、MINI 津、MINI 四日市などの正規ディーラーを展開する三洋自動車のサポートを得て開催。数多くのミニファンが訪れレースを楽しみました。

 

【MINI CHALLENGE JAPAN.2024 Round.2のエントリーリスト】

<New MINI JCW>

1 木村 建登 TEAM QUETTA F56JCW EVO

3 いとう りな SYCG Racing MINI津/四日市 F56JCW

36 定村 吉高 sam’s RACING CIZ F56 JCW EVO

500 山本 聖渚 TEAM 5ZIGEN F56JCW

 

<New MINI CPS>

7 豆野 天星 EPM Racing F56CPS

30 小迫 美代子 モレキュール 萬雲塾 MINI F56CPS

31 中澤 卓也 EPM Racing IDI アウティスタ F56CPS

33 大西 久之       SYCG Racing MINI津/四日市 F56 CPS

73 ジュン クーパー選手 JUN COOPER MINI F56CPS

358 辻本 始温 ウエインズインポートカーズRT MINI F56CPS

 

「New MINI JCW」は、ラウンド1と同じ顔ぶれによる戦いとなりました。初戦から速さを印象づけた山本選手、そして走るごとに成長を感じさせるいとう選手と定村選手。そして3連覇を目指してストイックな戦いを続ける木村選手。高いレベルのバトルが、鈴鹿でも見ることができそうです。

「New MINI CPS」は、小迫選手と辻本選手が初参戦。2選手とも経験豊富なドライバーですが、CPSマシンをどう操るのか興味深いところです。シリーズチャンピオンを見据えた戦いにおいては、チームメイトでありながら良きライバルでもある豆野選手と中澤選手の戦いぶりから目が離せません。中澤選手は、ラウンド2から新しいマシンに乗り換えての参戦となりますが、それが好結果となって表れるのかも注目です。

■予選

 

公式予選は午前11時50分から午後12時20分までの30分間のスケジュールで行われました。予定通り11時50分にスタート。直前の気温は21℃、湿度65%で、路面温度は思いのほか上がっていない様子です。

「New MINI JCW」は、木村選手、いとう選手、定村選手はすぐにコースイン。山本選手はピットで様子を見ます。まずしっかりとタイムを刻んできたのが木村選手で、3周目に2分25秒291をマークしました。これに続いたのが、いとう選手。4周目に2分26秒238を出し2番手につけました。一方、今年からNew MINI JCWに参戦している定村選手は、4周目に記録した2分38秒114がベストタイムとなりました。

予選時間が半分ほど過ぎたところで山本選手がコースイン。2周目に1回目のアタックを行いますが、2分26秒453と思いのほかタイムが伸びません。3周目は2分34秒台といったんペースを落とし、4周目に再アタック。すると2分24秒741の目覚ましいトップタイムを叩き出しました。

山本選手はこれに満足せず、コースレコードを目指して1周クールダウンしてからもう一度アタックしましたが、コースアウトしてしまい万事休す。それでもポールポジションはただひとり2分24秒台をマークした山本選手が獲得し、2番手 木村選手、3番手 いとう選手、4番手 定村選手という予選結果になりました。

さて「New MINI CPS」は、EPM RACING TEAMの2台、豆野選手と中澤選手が予選後半にタイムアタックを行う作戦のようで、ひとまずピットに待機します。

するとこのところ上位でバトルを繰り広げているジュン クーパー選手が2周目に2分40秒488を出し、大西選手が同じく2周目に2分41秒494で続きます。

その後ジュン クーパー選手は4周目に出した2分40秒276で自己ベストを塗り替え、初参戦組の2選手、辻本選手は4周目に2分42秒450、小迫選手は3周目に2分43秒030を記録しました。

そして予選開始から13分が過ぎたところで、豆野選手と中澤選手がいよいよコースイン。豆野選手は2周目に2分37秒220のトップタイムをマークします。

これに対してライバルの中澤選手はどんなタイムを出してくるのかと注目が集まりましたが、この直後に他のマシンがデグナーカーブでコースアウトし、サンドトラップにつかまり動けなくなったため、赤旗が出され公式予選は中断。そのまま終了となりました。

これにより中澤選手は、アタック前の2周目に記録した2分54秒409がベストタイムとなってしまい、最後尾からのスタートとなりました。

こうしてポールポジションは2番手に3秒近い大差を付けた豆野選手が獲得し、2番手 ジュン クーパー選手、3番手 大西選手、4番手 辻本選手、5番手 小迫選手、6番手 中澤選手という予選結果になりました。

 

■決勝レース1(第3戦)

 

午前、午後の2回、決勝レースが行われる12日は、空模様が気がかりな1日となりました。天気予報では西から雨雲が近づいており、夕方に雨が降るかもしれないとのこと。午後3時30分スタート予定の決勝レース2まで天気が崩れないことを願うばかりです。気温は1日を通して前日と大差なく、日中は20℃前後で推移するようですが、湿度が80%を超えるほど高くなりました。

決勝レース1のフォーメーションラップ開始は9時30分。そして全車グリッドにつくと9時34分、「MINI CHALLENGE JAPAN」2024シーズン ラウンド2 決勝レース1(第3戦)がスタートしました。

「New MINI JCW」は2番グリッドの木村選手が好ダッシュを見せ、トップで1コーナーへ進入。その後ろのインにいとう選手、アウトに山本選手が並びます。しかし木村選手が失速し、山本選手がトップを奪い返すと、それにいとう選手が続きました。1周目は、山本選手、いとう選手、木村選手、定村選手の順番でコントロールラインを通過。山本選手といとう選手の差はほとんどありませんが、木村選手は少し離されて追走する形となりました。

しかし、木村選手はこのままずるずると引き離されるわけにはいきません。再び前を行く2台に追いつくと2周目以降は三つ巴の優勝争いの様相を呈してきました。そんなバトルのなか、5周目のシケイン手前で木村選手が2台を一気に抜きにかかります。木村選手はいとう選手をパスしましたが、トップを走る山本選手がインに切れ込んだところに木村選手が接触。山本選手はスピンを喫してしまいます。山本選手はなんとか自走でピットに戻りましたが、そのままリタイヤとなりました。

接触の影響もあってか木村選手のペースが上がらず、いとう選手がこの直後にトップへ出て、レースは6周目へと入ります。ところがその直後に他の車両が最終コーナーにてクラッシュしてしまい、9時50分にセーフティカーが導入され、さらに9時52分には赤旗が掲示されレースはそのまま終了となりました。

こうしてチェッカーフラッグは受けられなかったものの、所属するSYCG Racingの地元、鈴鹿サーキットにおいて、いとう選手が見事な初優勝を飾りました。そして2位 木村選手、3位 定村選手、4位 山本選手という結果となりましたが、木村選手には危険なドライブ行為として40秒加算のペナルティが課されました。

なおファステストラップは、木村選手が2周目にマークした2分25秒291でした。

一方、「New MINI CPS」は驚きの追い上げが観戦者の視線を釘付けにする展開となりました。スタートはポールポジションの豆野選手がトップを守り、その後ろにジュン クーパー選手が続きますが、最後尾スタートだった中澤選手が第1コーナーを抜けたところですでに3位へジャンプアップ。さらにジュン クーパー選手もパスして、メインスタンドの前へ戻ってきたときには豆野選手と1.3秒差の2位という素晴らしい追い上げを見せます。

こうして、1周を終えた時点での順位は、1位 豆野選手、2位 中澤選手、3位 ジュン クーパー選手、4位 小迫選手、5位 大西選手、6位 辻本選手となりました。

2周目に辻本選手が5位に浮上したあとは、しばらく順位の変動はありませんが、豆野選手と中澤選手のトップ争いは熾烈を極め、ほとんど差がない状態が続きます。中澤選手は冷静に豆野選手との走りの違いを分析し、抜くならここしかないと確信したスプーンカーブの後半で豆野選手を捉え、ついにトップへ躍り出ます。

そのすぐあとに、前述の通り他の車両が最終コーナーにてクラッシュしたことによりセーフティカーが導入されると、続いて赤旗が掲示されレースは終了。中澤選手がうれしい初優勝を手にしました。そして2位は豆野選手、3位はジュン クーパー選手となり、4位 小迫選手、5位 辻本選手、6位 大西選手という結果になりました。

なおファステストラップは、中澤選手が2周目にマークした2分37秒502でした。

 

■決勝レース2(第4戦)

 

「MINI CHALLENGE JAPAN」の決勝レース2は、今シーズンから常にローリングスタート方式で行われるようになりました。決勝レース2が「リバースグリッド方式」行われるのはこれまで同様です。上位の60%の順位が逆さまになるので、4台出場の「New MINI JCW」は、4×0.6=2.4で1位と2位が入れ替わります。これによりポールポジションには木村選手がつき、2番手が決勝レース1で優勝したいとう選手、3番手は定村選手、4番手が山本選手という順番でグリッドに並ぶことになりました。

また「New MINI CPS」は、6台の出場ですから、6×0.6=3.6で上位3台が入れ替わり、ポールポジションはジュン クーパー選手、2番手 豆野選手、3番手 中澤選手、4番手 小迫選手、5番手 辻本選手、6番手 大西選手という順番でグリッドに並びます。

午後3時には、曇り空ながら気温20℃と午前中に行われた決勝レース1より暖かくなりましたが、レース前には小雨が降りその影響が心配されました。しかしレース直前には路面がほぼ乾き、「New MINI JCW」は全車ダンロップのスリックタイヤを履いてレースに臨みました。午後3時30分、予定通りフォーメーションラップがスタート。先導車がピットインすると、午後3時34分過ぎにローリングスタートが切られました。

第1コーナーは1位 木村選手、2位 いとう選手という順位は変わらず、3位には定村選手をかわした山本選手が浮上。1周目はそのままの順位でコントロールラインを通過しました。2周目に入ると山本選手がいとう選手をとらえ2位となり、木村選手に強烈なプレッシャーをかけます。しかし、いとう選手もしっかりと追走し、3台の激しいバトルが繰り広げられました。すると、山本選手はスプーンカーブで木村選手に並び、そのまま木村選手をパス。最後尾スタートながら2周目で早くもトップに立ちました。

山本選手は4周目に4秒以上の差を木村選手につけ、独走態勢に入ります。さらに7周を終えた時点ではその差を8秒以上に広げましたが、定村選手がシケインでスピンし停止してしまったため、午後3時53分にセーフティカーが導入されました。レースはそのまま10周を走りきり、山本選手が優勝。2位 木村選手、3位 いとう選手、定村選手はリタイヤという結果になりました。

なおファステストラップは、山本選手が3周目にマークした2分24秒251でした。

見応えのある熱戦が繰り広げられたのは「New MINI CPS」も同様でした。ポールポジションのジュン クーパー選手は第1コーナーまでトップを守りましたが、第2コーナーを過ぎS字にさしかかるところで豆野選手に抜かれ、中澤選手にも迫られます。その後方に、辻本選手、小迫選手、大西選手と続き、ワンメイクレースならではの見応えのある展開となりました。

このあと中澤選手はジュン クーパー選手をかわし2位へ。1周目は1位 豆野選手、2位 中澤選手、3位 ジュン クーパー選手、4位 辻本選手、5位 小迫選手、6位 大西選手の順でメインスタンド前へ戻ってきました。2周目には小迫選手が辻本選手をパスして4位へ。その後は順位の入れ替わりはありませんでしたが、豆野選手と中澤選手のトップ争いは目の離せない激しいものとなりました。

そして、勝敗を分ける出来事が6周目に起きました。中澤選手に迫られていた豆野選手は、シケインで前を走る車両を抜こうとして接触。相手側がスピンし停止したためセーフティカーが導入され、そのままレースは終了となりました。これにより豆野選手には30秒加算のペナルティが課され、優勝は中澤選手の手中に。2位 ジュン クーパー選手、3位 小迫選手、4位 辻本選手、5位 大西選手、6位 豆野選手という結果となりました。

なおファステストラップは、中澤選手が2周目にマークした2分37秒220でした。

 

MINI CHALLENGE JAPAN.2024シーズンは、ラウンド2 鈴鹿サーキットに続き、ラウンド3 岡山国際サーキット、ラウンド4 スポーツランドSUGO、ラウンド5 富士スピードウェイと各地を転戦。そして最終ラウンドはモビリティリゾートもてぎが舞台となり、全6ラウンド、12戦でシリーズタイトルを争います。これからの「BMW & MINI Racing」の熱戦に、どうぞご期待ください。

 

Round.3以降の「BMW & MINI Racing.2024」のレースカレンダーは以下の通り。

Round.3

第5戦/第6戦 岡山国際サーキット(岡山県)

予選:6月29日(土)、決勝:6月30日(日)

Round.4 スポーツランドSUGO(宮城県)

第7戦/第8戦

予選:7月20日(土)、決勝:7月21日(日)

Round.5

第9戦/第10戦  富士スピードウェイ(静岡県)

予選:10月5日(土)、決勝:10月6日(日)

Round.6

第11戦/第12戦 モビリティリゾートもてぎ(栃木県)

予選:11月23日(土)、決勝:11月24日(日)

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