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ROUND 4 レースレポート|熾烈なバトルが展開されたスポーツランドSUGOラウンド。#55石井選手と#63神頭選手が勝利、CPSでは#358辻本選手が初勝利!

【レースレポート】BMW & MINI Racing 2025 Round 4 スポーツランドSUGO – Supported by QUETTA Group

BMW & MINI Racing Round 4 SUGO

2025年シリーズもいよいよ折り返し。ラウンド4の舞台となったのは、テクニカルかつ高速セクションが続くスポーツランドSUGO。QUETTA Groupの特別協賛のもと、真夏の太陽の下で行われたこの週末は、各クラスとも熱戦が繰り広げられた。

【Race 7】安定と攻防が光るオープニングレース

スタンディングスタートで幕を開けたRace 7。ポールポジションの#55 石井 一輝(DGMS)が好スタートを切り、序盤からレースをリード。後方では#70 片山 剛、#63 神頭 政志(ともにTECH-M eWeLL Racing)が迫り、3台のバトルが展開された。

#25 水元 寛規(TECH-M eWeLL Racing)はやや出遅れるも、4位で安定した走りを見せる。M2 CS Racingクラスでは、#70と#63によるチームメイト同士の緊迫した攻防が続き、終盤に向けて更なる緊張感が漂う。

New MINI JCWクラスでは、#57 天田 亮(TEAM ABEMOTORS)がスタート直後に2番手へ浮上。初参戦の台湾出身#16 HUANGも好ペースで3位を走行し、ポテンシャルを示した。

New MINI CPSクラスでは、#7 豆野 天星(EPM RACING TEAM)がトップを走るも、フライングスタートにより5秒のペナルティが科される。その背後から#358 辻本 始温(ウエインズインポートカーズ)がプレッシャーをかける形となり、終盤まで見応えある攻防に。

レース終盤、#70がトップの#55へ肉薄。タイヤのグリップ低下もあり、わずか0.5秒差まで接近するも、ラップ遅れの処理で若干タイムロスし、#55が逃げ切り優勝。2位に#70、3位に#63という結果となった。

New MINI CPSは#358がポール・トゥ・ウィンでクラス初勝利を飾り、2位には規定タイム差を保った#7が続いた。New MINI JCWは#19 井本 大雅(TEAM QUETTA)が完璧なパフォーマンスで勝利し、ファステストラップも記録。QUETTA Groupにとっても記念すべき勝利となった。

【Race 8】混戦を制したのは経験と守りの走り

リバースグリッド&ローリングスタートで行われたRace 8は、#63 神頭がポールからスタート。その直後に#70と#55が続き、M2 CS Racingクラスは上位陣が団子状態で周回を重ねる。

序盤から#70が#63へプレッシャーをかけるも、#63が冷静なディフェンスでトップを死守。#55、#25も後方からチャンスを伺う展開に。

New MINI JCWでは#19 井本が再び首位をキープ。CPSクラスでは#7と#358の差が0.3秒という僅差で展開され、緊張感の高いレースが続いた。

レース中盤を過ぎてもM2 CS Racingクラスは上位5台が拮抗。終盤、#70のタイヤが厳しくなり、#55がストレートで2位へ浮上。CPSクラスでは、最終ラップ直前のレインボーコーナーで#55が#7に接触し、#7がラインを外れる。その隙に#358がトップへ浮上し、劇的な逆転勝利を飾った。

最終結果は、M2 CS Racingで#63が今ラウンド初優勝、2位#55、3位#70。CPSは#358が2連勝、2位に#7。JCWクラスでは再び#19 井本が優勝、2位#57、3位#16という結果に。

【注目ポイント】

  • DGMS #55 石井の安定したリードとタイヤマネジメントが光る週末。
  • TECH-M勢の熾烈なチーム内バトルと堅実なポイント獲得。
  • JCWクラス #19 井本の2連勝でシリーズ首位を独走。
  • CPSクラスは#358 辻本が初勝利から2連勝で一気に注目株に。
  • 台湾からの初参戦 #16 HUANGの健闘がシリーズに新たな彩りを加えた。

シリーズは折り返しを迎え、各クラスともチャンピオン争いがさらにヒートアップ。次戦以降も目が離せない。

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