Schedule Race Report

BMW & MINI Racing. Race Report —–2022 Round.5 Race09/Race10

  • M2 CS Racing Series
  • MINI CHALLENGE JAPAN

【M2 CS Racing】2022 Season Round.5 (第9戦・第10戦) レースレポート

2022年12月10日(土)、11日(日)の2日間にわたって、「BMW & MINI Racing.2022 Round.5 at SUZUKA Circuit Presented by 三洋自動車」が、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。

 

今シーズンからスタートした日本唯一のBMW Group Japan.のオフィシャルレース「M2 CS Racing Series」と、5シーズン目を迎えたNEW MINIだけのワンメイクレースシリーズ「MINI CHALLENGE JAPAN」という2つのレースカテゴリーが同日に開催される「BMW & MINI Racing.2022」。

スタイリッシュでラグジュアリーなモータースポーツの新たなプラットフォームとして大きな盛り上がりを見せた2022シーズンですが、最終ラウンドはMie Chuo BMW 伊勢/鈴鹿やMINI 津、MINI 四日市などの正規ディーラーを展開する三洋自動車のサポートを得て開催。数多くの来場者がレースを楽しみました。

さて、鈴鹿サーキットは全長5,807mのロングコース。立体交差を盛り込むことで非常に珍しい8の字型のレイアウトを実現しており、変化に富んだコーナーが次々と現れる攻めがいのあるテクニカルコースとして知られています。F1も開催され、日本におけるモータースポーツの聖地と言えるこのコースで、どんなドラマが繰り広げられるのか、エントラントだけでなく見る側も期待に胸が膨らみます。

 

【M2 CS Racing Sereis.2022 Round.5のエントリーリスト】

 

8 河口 まなぶ LOVECARS!BMW

18 奥村 浩一 BRP★Toto BMW M2CS Racing

25 水元 寛規選手 TECH-M M2 CS Racing

55 石井 一輝 M2 CS Racing ダイワグループ

101 高橋 祐史 BMWリーガルトップレーシング

 

鈴鹿における各選手の走りに注目が集まりますが、さらに気になるのがシリーズチャンピオンのゆくえ。シリーズでは決勝レースの結果だけでなく、公式予選の結果と決勝レース中のベストラップに応じてポイントが与えられます。そしてシリーズのランキングを決定するシーズン・ポイントは、開催5ラウンドのうち上位4ラウンドの獲得ポイントを合計する有効ポイント制によってランキングを決定します。

Round.4終了時点では、#8 河口 まなぶ選手、#8 奥村 浩一選手、#55 石井 一輝選手が全ラウンドに出場し、#25 水元 寛規選手はラウンド2を、#101 高橋 裕史選手はラウンド3を欠場しています。

また、4ラウンド8戦における優勝回数は、水元選手が3勝、高橋選手が2勝、河口選手、奥村選手、石井選手がそれぞれ1勝をあげており、ランキングは330ポイントを獲得している奥村選手がトップ。そして2位が317ポイントの石井選手、3位に305ポイントの水元選手が続きます。

しかし水元選手はRound.2を欠場しているため、この鈴鹿でのポイントがすべてシーズン・ポイントに反映されますので、アクシデントがない限りシリーズチャンピオンに近い位置いるといっていいでしょう。

水元選手の強力なライバルとなるのが石井選手と奥村選手です。石井選手は全戦出場しているものの第4戦でリタイヤしているためRound.2のポイントが少なく、この最終戦での活躍によってはチャンピオン獲得の可能性が大いにあります。さらに奥村選手もRound.5の展開によってはチャンピオンを狙えます。

また「M2 CS Racing Series」は、優勝すると次のラウンド以降はマシンの出力調整が行われる「サクセス・ハンディ制」を採用していますが、最終ラウンドにはこれが適用されず全車フルパワーの450馬力で出場となります。Round.1以来となるイコールコンディションでの戦いで、誰が目覚ましいパフォーマンスを披露してくれるのか興味は尽きません。

■予選

 

予選は1日目に行われました。午後12時40分、天気は晴れ、ドライコンディションの中、20分間の予選がスタート。まず、#25 水元 寛規選手、#18 奥村 浩一選手、#8 河口 まなぶ選手がコースインし、やや遅れて#101 高橋 裕史選手と#55 石井 一輝選手がピットをあとにします。

計測2周目に1分17秒471というタイムを出したのは水元選手。これに奥村選手が1分19秒042で続きます。水元選手は3周目もそのままアタックを続け、1分16秒541とさらに1秒近くタイムを縮めました。

石井選手を除いて3周を終えた時点では、水元選手がトップタイム、2番手は奥村選手、そして3番手が1分21秒019の高橋選手、4番手が1分21秒301の河口選手。しかしこのあと、3周目では1分21秒542と5番手だった石井選手が4周目に1分17秒695をマークして、一気に2番手へ躍り出ました。

こうしてポールポジションは水元選手、2番手は石井選手、3番手は奥村選手、4番手は高橋選手、5番手は河口選手という予選結果になりました。

 

■決勝レース1(第9戦)

 

2レースが行われる2日目は、空に雲が広がるものの路面はドライ。決勝レース1 第9戦は午前11時12分にスタートしました。

鈴鹿サーキットはホームコースとも言える#25 水元 寛規選手は、ポールポジションから素晴らしいスタートを決め、しっかりとトップの座をキープ。2番手の#55 石井 一輝選手はアウト側にマシンを振り1コーナーへ入り、水元選手の後に続きます。そして#18 奥村 浩一選手が3番手を守り、#8 河口 まなぶ選手は#101 高橋 祐史選手をかわして4番手へ。1周目はそのままの順位で5台がメインスタンド前へ戻ってきました。

水元選手はこのまま差を広げて逃げ切りたいところですが、石井選手はぴたりとついていきます。そしてふたりのペースが速く、奥村選手、河口選手、高橋選手は第2集団となり少しずつ離されていきました。

こうして序盤はトップをいく水元選手に食らいついていた石井選手ですが、2周目の中盤から次第に2台の間隔が広がっていきます。以降は、5台のマシンそれぞれの間隔が広がり、水元選手が8秒以上の差をつけて優勝。2位は石井選手、3位 奥村選手、4位 河口選手、5位 高橋選手という結果となりました。なおファステストラップは、水元選手が2周目にマークした2分17秒872でした。

 

■決勝レース2(第10戦)

 

今シーズンを締めくくる決勝レース2 第10戦は、第9戦の順位から上位60%を逆さに入れ替えてグリッドにつく「リバースグリッド方式」により、ポールポジションは#18 奥村 浩一選手、2番手 #55 石井 一輝選手、3番手 #25 水元 寛規選手、4番手 #8 河口 まなぶ選手、5番手 #101 高橋 祐史選手という順番で整列しました。

第9戦を終えた時点で予選ポイントと決勝レース&ベストラップポイントを積み重ねたところ、なんと水元選手と石井選手が367ポイントでトップに並んだことがわかりました。ふたりに続く奥村選手を含め、誰がM2 CS Racing Series初代チャンピオンに輝くのか、この第10戦が終了するまでわかりません。

そしてレースは予定より5分遅れて午後2時に始まりました。石井選手が素晴らしいスタートダッシュを決めトップで1コーナーへ飛び込み、アウト側3番グリッドだった水元選手もインに切り込みつつ2位へポジションアップ。その後ろに奥村選手、河口選手、高橋選手という順位のままレースが進み、5台のマシンがホームストレートに戻ってきます。

その後は石井選手と水元選手が後続を引き離し、一騎打ちの様相となりました。第9戦までのポイントが並んでいるわけですから、このままレースが進めば勝ったほうがシリーズチャンピオンを獲得することになります。

こうなると両者ともミスは許されません。そして3周目に少し不安定な挙動を見せた石井選手を見逃さなかったのが水元選手。130Rでインについて石井選手を抜き去りました。しかし、そのまま水元選手が引き離しにかかるのかと思いきや、すぐに石井選手が抜き返し、さらに水元選手がデグナーカーブで前へ出るという、手に汗握る展開となりました。

印象的だったのは、めまぐるしくトップが入れ替わる中でも、そのバトルがとてもクリーンだったこと。大接戦でありながらM2 CS Racing Seriesらしいジェントルな戦いが鈴鹿サーキットを舞台に繰り広げられました。その後は周回遅れのマシンを慎重に、しかし大胆にクリアしながら2台の戦いが続きましたが、そのまま水元選手が優勝。2位 石井選手、3位 奥村選手、4位 河口選手、5位 高橋選手という結果になりました。

なおファステストラップは、水元選手が2周目にマークした2分18秒205でした。そしてこの結果、シリーズチャンピオンは#25 水元 寛規選手が獲得し2022シーズンが終了。来年も「M2 CS Racing Series」の熱戦にご注目ください。

【MINI CHALLENGE JAPAN】2022 Season Round.5 (第9戦・第10戦) レースレポート

2022年12月10日(土)、11日(日)の2日間にわたって、「BMW & MINI Racing.2022 Round.5 at SUZUKA Circuit Presented by 三洋自動車」が、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。

 

今シーズンからスタートした日本唯一のBMW Group Japan.のオフィシャルレース「M2 CS Racing Series」と、5シーズン目を迎えたNew MINIだけのワンメイクレースシリーズ「MINI CHALLENGE JAPAN」という2つのレースカテゴリーが同日に開催される「BMW & MINI Racing.2022」。

スタイリッシュでラグジュアリーなモータースポーツの新たなプラットフォームとして大きな盛り上がりを見せた2022シーズンですが、最終ラウンドはMie Chuo BMW 伊勢/鈴鹿やMINI 津、MINI 四日市などの正規ディーラーを展開する三洋自動車のサポートを得て開催。数多くの来場者がレースを楽しみました。

さて、鈴鹿サーキットは全長5,807mのロングコース。立体交差を盛り込むことで非常に珍しい8の字型のレイアウトを実現しており、変化に富んだコーナーが次々と現れる攻めがいのあるテクニカルコースとして知られています。軽快なフットワークが持ち味のミニには相性がよさそうですが、F1も開催され日本におけるモータースポーツの聖地と言えるこのコースで、どんなドラマが繰り広げられるのか? エントラントだけでなく見る側も期待に胸が膨らみます。

 

【MINI CHALLENGE JAPAN.2022 Round.5のエントリーリスト】

 

<New MINI JCW>

 

9 平田 雅士 IDI 平田空調 RH坂井 F56JCW

19 木村 建登 BRP★木村金属 F56 JCW EVO

57 天田 亮 TEAM ABE MOTORS F56 JCW

500 大塚 隆一郎 5ZIGEN SHINSEI K.K. MINI

 

<New MINI CPS>

 

5 碓井 久彦 M.A.R.T. F56CPS

12 吉田 一球 オヤジレーシング12号車 MINI F56CPS

30 白戸 次郎 MOLECULE萬雲塾MINI F56CPS

32 細淵 美央 IDI アウティスタ★MINI F56CPS

36 定村 吉高 CIZ・TECH-M/TEAM ABE MOTORS F56CPS

52 森岡 史雄 MINI Kofu BIG LOVE. F56CPS

73 ジュン クーパー jun cooper 萬雲塾MINI F56CPS

190 恩塚 一将 BRP★F56 CPS LCI2

 

さて、「MINI CHALLENGE JAPAN」には、本格ワンメイク競技車両で競う「New MINI JCW」と、F56クーパーSをベースとしたナンバー付き車両による「New MINI CPS」の2クラスが設けられています。シリーズでは、それぞれのクラスにおいて決勝レースの結果によってポイントが与えられるほか、公式予選の結果と決勝レース中のベストラップに応じてもポイントが与えられます。

そして最終ラウンドともなればシリーズのランキングを決定するシーズン・ポイントが気になるところ。「MINI CHALLENGE JAPAN」では、開催5ラウンドのうち上位4ラウンドの獲得ポイントを合計する有効ポイント制によってランキングを決定します。

「New MINI CPS」はRound.4を終えた時点で、4ラウンドすべてに出場し401ポイントを獲得した#32 川福 健太選手が首位。2位につけている#52 森岡 史雄選手は279ポイントで、最終ラウンドとなるラウンド5においてポールポジションを獲得し、9戦、10戦ともに優勝、いずれもベストラップを刻むという“完全制覇”を成し遂げたとしても獲得できるポイントは118ポイントですから、森岡選手は川福選手に追いつけません。

したがって最終戦を待たずに川福選手のシリーズチャンピオンが決定しており、川福選手はRound.5を欠場。マシンは初参戦となる#32 細淵 美央選手に委ねられました。Round.5には細淵選手のほかにもフレッシュなドライバーが参戦。#12 吉田 一球選手と#73 ジュン クーパー選手が「New MINI CPS」にチャレンジしました。

■予選

 

1日目は午後12時40分より予選が行われました。天気は晴れ、ドライコンディションの中、20分間の予選がスタートし、「New MINI JCW」、「New MINI CPS」のマシンとも一斉にコースインします。

「New MINI JCW」で2周目に2分25秒台をマークしたのが、#19 木村 建登選手と#500 大塚 隆一郎選手。ポイントランキングでトップに立つ木村選手と、Round.4でポールポジション獲得、第7戦2位、第8戦優勝という驚くべきデビューを飾った大塚選手は、やはり最終ラウンドでも激しいバトルを見せてくれそうです。

その中に分け入って悲願のタイトル奪取を目指しているのが#9 平田 雅士選手ですが、マシンに問題を抱えているようで思うようにタイムが伸びません。一方、3周目には大塚選手が2分24秒054、木村選手が2分24秒708とそれぞれベストタイムを更新。さらに大塚選手は続く4周目に2分23秒529とただひとり23秒台をたたき出します。

その後、平田選手は7周目に出した2分27秒179、また#57 天田 亮選手は3周目の2分25秒995がベストタイムとなり、ポールポジションは大塚選手が獲得。そして2番手 木村選手、3番手 天田選手、4番手 平田選手という予選結果になりました。

一方、「New MINI CPS」も2周目から各マシンが積極的にアタックを始めます。#30 白戸 次郎選手が2分37秒998の好タイムで口火を切ると、続いて#52 森岡 史雄選手が2分37秒435をマーク。さらにベテランながら「New MINI CPS」には初参戦の#5 碓井 久彦選手が2分37秒897を出し、上位3台は僅差の争いとなりました。

結局、これ以上のタイム更新はなく、ポールポジションは森岡選手が獲得。2番手が碓井選手、3番手に白戸選手が入り、4番手 #12 吉田 一球選手、5番手 #190 恩塚 一将選手、6番手 #36 定村 吉高選手、7番手 #73 ジュン クーパー選手、8番手 #32 細淵 美央選手という予選結果となりました。

 

■決勝レース1(第9戦)

 

2レースが行われる2日目は、空に雲が広がるものの雨の心配はなく路面はドライ。決勝レース1 第9戦は午前11時12分にスタートしました。

「New MINI JCW」は#19 木村 建登選手が絶妙のスタートダッシュを決め、ややもたついた感のあるポールポジションの#500 大塚 隆一郎選手を交わしトップに立ちます。木村選手はパワーに勝るM2 RACINGにも迫る勢いで1周目をリードします。

これに食らいついていったのが#57 天田 亮選手で1コーナーは2位でクリア。大塚選手は3位に後退し、#9 平田 雅士選手がそのあとに続きます。大塚選手は天田選手をぴたりとマークしますが、なかなか前へ出る隙はありません。1周目は木村選手、天田選手、大塚選手、平田選手の順でメインストレートに戻ってきました。

2周目もこの順位は変わりませんが、3周目へと入る1コーナーでは天田選手が木村選手にぴたりとつく場面も。モータースポーツの世界に飛び込んだばかりの天田選手が、実戦を積み重ねる中で成長した姿を印象づけます。

とはいえ、大塚選手は経験豊富なドライバーです。3周目の最終コーナー手前で天田選手を捉え2位に浮上しました。そして5周目には、大塚選手が木村選手に仕掛けトップに躍り出ます。大塚選手はしだいに木村選手を引き離し、周回遅れを慎重にかわしながら最後は3秒以上のアドバンテージを持ってチェッカーフラッグを受けました。

2位は木村選手、そして3位は平田選手、4位 天田選手という結果になりました。なおファステストラップは、大塚選手が6周目にマークした2分24秒523でした。

「New MINI CPS」は、#52 森岡 史雄選手が終始主導権を握ります。ポールポジションから無難にスタートを決めしっかりトップを守ると、1周目は碓井選手が追走しますが順位が入れ替わるところまではいきません。少し離れて吉田選手、白戸選手、恩塚選手が3位争いを繰り広げ、この集団は序盤から激しい接近戦となりました。

一方、森岡選手は速さを見せつけ、どんどんリードを広げていきます。3周目に入ると独走といってもいい状態になり、最後は5秒近い差をつけてポール・トゥ・ウィンを飾りました。

しかし、2位争いは熾烈。終盤には碓井選手と白戸選手が激しく順位を争い、白戸選手が2位でフィニッシュ。3位は碓井選手、そして4位 恩塚選手、5位 吉田選手、6位 定村選手、7位 細淵選手、8位 ジュン クーパー選手という結果となりました。なおファステストラップは、森岡選手が2周目にマークした2分38秒088でした。

 

■決勝レース2(第10戦)

 

Round.5の2戦目、「New MINI JCW」は、リバースグリッド方式によりポールポジションは#9 平田 雅士選手、2番グリッドに#19 木村 建登選手、3番手 #500 大塚 隆一郎選手、4番手 #57 天田 亮選手の順で並びました。

レースは午後2時ちょうどにスタート。木村選手が好ダッシュで平田選手をかわしトップへ。そのあとに大塚選手、天田選手と続きます。しかし大塚選手が4番手へ後退し、1周目は木村選手、平田選手、天田選手、大塚選手の順でコントロールラインを通過しました。木村選手と平田選手は僅差で、序盤はふたりのシリーズチャンピオンへの執念が垣間見える展開となります。

しかし4周目には大塚選手が順位を上げ2位へポジションアップ。さらにトップを快走していた木村選手を射程内に捉えます。大塚選手は木村選手に大接近。木村選手はコーナー手前でスモークを上げながらブレーキングする場面もあり、タイヤのグリップが厳しくなってきた様子です。

6周目には周回遅れを抜きながらタイミングを見計らうと、大塚選手がデグナーカーブ出口で木村選手の横に並び、ついに前へ出ました。そしてこのあとはトップを守りきり大塚選手が2連勝。2位は木村選手、3位は平田選手、4位が天田選手という第9戦と同様の結果となりました。なおファステストラップは、大塚選手が6周目にマークした2分24秒996でした。

「New MINI CPS」も白熱したバトルで観客を沸かせます。リバースグリッド方式により、ポールポジションにはRound.5で初参戦の#12 吉田 一球選手、2番手 #190 恩塚 一将選手、3番手 #5 碓井 久彦選手、4番手 #30 白戸 次郎選手、5番手 #52 森岡 史雄選手、6番手 #36 定村 吉高選手、7番手 #32 細淵 美央選手、8番手 #73 ジュン クーパー選手という順でスターティンググリッドにつきました。

後方に歴戦の勇者ひしめく中、スタートでするりと抜け出しトップに立ったのが2番グリッドスタートの恩塚選手。そして森岡選手が早くも2位へとポジションを上げました。そのすぐ後ろには白戸選手、碓井選手、吉田選手と続きます。この4台は1周目から接戦となり、中でも白戸選手と碓井選手はサイドバイサイドでコーナーに飛び込むなど、目が離せない展開となりました。

そして最初にメインスタンド前へ帰ってきたのは森岡選手。5番手スタートから1周で一気にトップへ立ったのです。2位は恩塚選手で、その後方では白戸選手、碓井選手、吉田選手のバトルが続いています。

トップに立った森岡選手が逃げ切り体制に入り、そこからはひとり旅。最後は森岡選手が余裕を持ってトップでフィニッシュしました。そして白戸選手、碓井選手と続きましたが、森岡選手は車検にて最低車両重量に足らず失格となり、優勝は白戸選手、2位が碓井選手、3位は恩塚選手、4位 吉田選手、5位 ジュン クーパー選手、6位 定村選手、7位 細淵選手という結果となりました。なおファステストラップは、白戸選手が8周目にマークした2分38秒523でした。

こうして「New MINI JCW」のシリーズチャンピオンは、最終ラウンドで2戦とも2位となった#19 木村 建登選手が獲得。また「New MINI CPS」のシリーズチャンピオンは前述の通り、#32 川福 健太選手が獲得し2022シーズンが終了しました。来年も「MINI CHALLENGE JAPAN」の熱戦にご期待ください。

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