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2025シーズン最終章:タイトル確定、連勝記録、白熱バトル

BMW & MINI Racing 2025 ラウンド6 レポート|Mobility Resort Motegi

シリーズ後半戦開始。中澤の連勝を追う者たち、激しいバトルと戦略が勝敗を分ける週末

| Mobility Resort Motegi

BMW & MINI Racing 2025 Mobility Resort Motegi

出場エントラント(Round 6)

M2 CS Racingクラス

  • #25 平家 輝文選手(TECH-M eWeLL Racing)
  • #31 中澤 卓也選手(EPM RACING TEAM)
  • #46 髙橋 克彦選手(Elbe Racing)
  • #55 石井 一輝選手(DGMS)
  • #60 阿部 良太選手(TEAM ABEMOTORS)
  • #63 神頭 政志選手(TECH-M eWeLL Racing)
  • #70 片山 剛選手(TECH-M eWeLL Racing)

New MINI JCWクラス

  • #16 RAINY選手(Ocean Rise Journey)
  • #19 井本 大雅選手(TEAM QUETTA)
  • #34 いとう りな選手(SYCG Racing)
  • #40 松本 玲二選手(Birth Racing Project【BRP】)
  • #57 天田 亮選手(TEAM ABEMOTORS)

New MINI CPSクラス

  • #7 豆野 天星選手(EPM RACING TEAM)
  • #71 酒井 仁選手(EPM RACING TEAM)
  • #73 ジュン クーパー選手(TMR)
  • #358 辻本 始温選手(ウエインズインポートカーズRT)

RACE 11(サンデー・レース) — 要点と展開

雲一つない晴天のもと行われたRace 11。フォーメーションラップ中に#57(TEAM ABEMOTORS)が急遽ピットへ戻り修理対応となり、New MINI JCWは4台による本戦スタートとなった。

ポールの#31 中澤がスタートを決め、1コーナーでポジションを守る。一方、#55 石井はスタートから二番手をキープして着実にポイント獲得を狙う展開。JCWは#19 井本が安定したスタートで先頭を維持。CPSは#7 豆野が#358 辻本を一旦抜いたものの、レース序盤に#358がリードを奪い返す流れとなった。

第1ラップで#34 いとうはスタートの出遅れを挽回し、#16 RAINYをかわして上位に浮上。#57はピットスタートからコース復帰し、追い上げを開始した。

中盤に入っても大きな順位変動は少なく、#31は着実にリードを広げる一方、#70 片山が3番手で追走。レース終盤5分前には#63 神頭が#60 阿部を抜き5位に浮上するなど、僅差でのポジション争いが続いた。

最終結果 — RACE 11

  • M2: #31 中澤 卓也 / #55 石井 一輝 / #70 片山 剛
  • JCW: #19 井本 大雅 / #34 いとう りな / #16 RAINY
  • CPS: #358 辻本 始温 / #7 豆野 天星 / #73 ジュン クーパー

考察:このRace 11で#55 石井は必要十分なポイントを確保し、M2 CS Racingクラスのドライバーズおよびチームタイトルを獲得(シーズンチャンピオン確定)。#31 中澤は富士に続き連勝を重ね、勢いは止まらない。JCWでは#19 井本がさらに勝ちを重ね、CPSでは#358 辻本が連勝を継続している。

RACE 12(シーズン最終戦) — 要点と展開

シーズンファイナルはリバースグリッドによるローリングスタート。#25 平家がポールから好スタートを決め、序盤は混戦の様相を呈した。

JCWクラスは#16 RAINYが序盤にトップを守ったが、#19 井本が鮮やかなオーバーテイクを決めて首位を奪取。#19はこのレースでスタート直後にフォールススタート(フライング)判定を受け、10秒のタイムペナルティが科された。それでも#19はレース中盤以降に差を広げ、最終的には10秒加算を受けても勝利を収め、今シーズンの“パーフェクトシーズン”(全ポール・全ファステストラップ・全勝利)を達成した。

M2クラスは#31 中澤が#70 片山との接戦の末に先行し、勝利をもぎ取る。途中で#25の小ミスから#31が先頭を奪うシーンもあり、終盤の駆け引きが勝敗を分けた。CPSは#358 辻本が安定した走りで序盤から優勢を保ち、最終的にトップフィニッシュを決めた。

最終結果 — RACE 12

  • M2: #31 中澤 卓也 / #55 石井 一輝 / #70 片山 剛
  • JCW: #19 井本 大雅 / #34 いとう りな / #57 天田 亮
  • CPS: #358 辻本 始温 / #7 豆野 天星 / #73 ジュン クーパー

注記:Race 12で#19に科された10秒加算は審査の結果のものであるが、ペナルティを含めてもなお優勝したことで、#19は今季すべての勝利を収める偉業を成し遂げた。また、#31(中澤)と#358(辻本)はラウンド終盤にかけて強い連勝の勢いを見せ、シーズンを良い形で締めくくった。

総括と今後の展望

  • #55 石井一輝(DGMS)は今大会で必要ポイントを確保し、ドライバーズ及びチームタイトルを獲得。今季の安定感がタイトル獲得につながった。
  • #31 中澤卓也(EPM RACING TEAM)は富士、そしてMotegiで連勝。今季通して見せた速さはシリーズを締めるにふさわしい走りだった。
  • #19 井本大雅(TEAM QUETTA)はRace 12でペナルティを受けながらも勝利を収め、シーズン完全勝利(全ポール/全ファステスト/全勝利)を達成。
  • #358 辻本始温(ウエインズインポートカーズRT)はCPSクラスで連勝を継続。カテゴリーを牽引する存在となった。
  • チーム間のバトル、ピットルール/ペナルティの影響、そして決勝での戦略が勝敗に大きく影響した週末であった。

シーズンはここで一区切り。次はシーズン総括と来季に向けた準備が各チームの主題となる。ファンの皆さま、今シーズンの熱戦にご声援ありがとうございました。

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